心臓や血管といった循環器系の病気を対象としております。
動脈硬化症に起因する冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)から、心臓弁膜症、不整脈、心不全、下肢動脈閉塞症といった「心臓血管疾患」全般を診ております。ペースメーカー埋め込み術後、人工弁置換術後などの治療・管理も行います。
また、高血圧・脂質異常症など動脈硬化を促進する病気に対しても治療のほかに予防医学的アプローチも行います。
心臓血管疾患を引き起こす動脈硬化とは、血管の弾力性が失われ硬くなった血管にコレステロールが溜まり、血管の内径が狭まり血流の悪化により血栓ができやすくなった状態をいいます。動脈硬化が進むと心臓や血管のみならず、脳出血・脳梗塞といった命にかかわる病気につながります。
危険因子として、高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症・喫煙・メタボリックシンドローム・慢性腎疾患などが挙げられます。他にも肥満・過度の飲酒・ストレス・運動不足・睡眠時無呼吸・歯周炎なども、動脈硬化を促進するといわれています。
芝浦スリーワンクリニックでは、血圧脈波検査装置を備えております。痛みの無い非侵襲的検査(ひしんしゅうてきけんさ)です。検査をご希望される方は望月院長へご相談ください。
血圧脈波検査では、動脈硬化の程度を示すCAVIとABIが血圧測定と同じような感覚で痛みなく測定することが可能です。
血管年齢が測定できます。
心臓足首血管指数(血圧に依存しない血管固有の硬さを示す指標)
年齢が高くなるに従って値は高くなります。
正常範囲は8未満です。
CAVI≧9.0 | 動脈硬化の疑いあり |
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9.0>CAVI≧8.0 | 境界域 |
CAVI<8.0 | 正常範囲 |
足関節上腕血圧比(下肢動脈の狭窄・閉塞を評価)
値が低くなるに従って、狭窄や閉塞の可能性が高くなります。
標準値は0.91~1.4です。
ABI≦0.9 | 末梢動脈疾患の疑いあり |
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1.41≦ABI | 足首の血圧が高め |
最長7日間の計測ができる心電計「ハートノート®」(3cm×10cm、薄さ5mm、重量わずか12g)。
一日のホルター心電計検査では見つからなかった重篤な不整脈が、7日間連続して検査を行うことで見つかっています。
発作性心房細動、心室頻拍、心停止7秒などです。
また、装着中に半身浴やシャワーを浴びることができます。
長時間の心電図を記録できる機械です。
不整脈や狭心症などの心疾患への診断評価に役立ちます。