仕事中、特に会議に参加している時、急に眠気に襲われウトウトとしてしまいませんか?それは、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome/SAS)かもしれません。
SASは、睡眠時に呼吸が頻回に止まる病気です。大きなイビキをかいて呼吸停止となった後、呼吸は再開しますが本人の自覚無く脳は覚醒し続けます。そのため、深い睡眠がとれず昼間に強い眠気に襲われます。
SASは生活習慣病と密接に関係し、高血圧、糖尿病、虚血性心疾患、脳血管障害の発症頻度が2~4倍に上昇するという報告もあります。
また、SASの仕事への影響は40%効率低下とも言われ、適切な治療が仕事、生活の質の向上に繋がります。
SASの頻度は、人口の約2~4%とされます。肥満体型に多いと考えられていますが、痩せ型そして女性の方にも見られます。
普段から熟睡感が少なく昼間の眠気が強い方、激しいイビキを指摘される方は、芝浦スリーワンクリニックの睡眠時無呼吸症候群外来をご受診ください。
芝浦スリーワンクリニックでは、簡易ポリグラフ検査機を貸し出し、ご自宅で行うことができる簡易SAS検査を実施しています。簡易ポリグラフ検査も、その後の治療も健康保険適応です。
もし、以下の状況になったとしたら、どのくらいうとうとする(数秒~数分眠ってしまう)と思いますか?
最近の日常生活を思い浮かべてお答えください。
以下の状況になったことが実際になくても、その状況になればどうなるかを想像してお答えください。
すべての項目にお答えしていただくことが大切です。
できる限りすべての項目にお答えください。
JESS™は、眠気のスコアであり、SASのスクリーニングではありません。
JESS™で11点以上と日中の眠気が強い方は、SASの検査を受けることをお勧めします。
当院では、ご自宅でできる睡眠ポリグラフ検査を実施しています。
まずは簡単にできるスクリーニング用検査機器でSASの可能性を探り、SASの可能性がある場合には精密機器での測定を推奨しています。
気道閉塞の程度に応じた空気圧を、送風ファンによってマスクを通して気道へ送り込む治療法で、SAS治療では第一選択です。
患者さんに必要な空気圧は個人差があるため、睡眠状態を見ながら医師が適切な空気圧に調節します。
この療法は中等度から重度の患者さんの治療に効果的です。